治療方針
- 「ウッドピロス柿渋歯磨液だけ下さい、歯科治療はいりません」と言う方が時々います。
- 柿渋歯磨液だけで治るというのは大きな間違いです。 歯科治療なくして、ウッドピロス柿渋歯磨液の効果は発揮されません。
- 担当医の指示に素直に従うことが、好結果を得る事になります。
- まずは歯周病検査を受けてください。
- 歯磨き液の使い方や歯ブラシの仕方はとても重要で、治療時間の大半を使っています。
- ノーマルかストロングかを決める歯周病検査は重要です。
- 治療効果をみることは歯科医にとっても、患者さんにとっても重要です。
- 治療効果は数字で出ます。あなでも分かります。
患者様に直接お渡し出来ない理由
- 動揺歯の暫間固定が出来ない。
- 動揺歯(顎の骨が吸収されると歯を支えている部分が少なくなり前後左右上下に動くようになる事)
- 使用説明書はあるが、実技指導を受けていないため、
- 効果のある磨き方をしているかどうか分からない。
- 使用前後の歯周基本検査がないので,
- 効果のある磨き方をしたかどうか分からない。
- 百聞は一見に如かず。
- 神経を抜いた方が良い場合の、処置が出来ない。
- かぶせを換えた方がよい場合の、処置が出来ない。
- 歯石をとることが出来ない。
- 噛み合わせを変えた方が良い場合の、処置が出来ない。
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- 上記のように歯全体をまずは治療し、歯茎に最適な環境を作り出すことがウッドピロス治療の原則です。
- ウッドピロス柿渋歯磨液だけでは改善はできませんので歯周病検査が必要です。
- 例えば、動いている歯があれば他の歯と繋いで動かないようにし絶対安静にしないと、ウッドピロス柿渋歯磨液を使っても歯周病は改善されません。
- ウッドピロス柿渋歯磨液にはノーマルとストロングがあり、その人の歯茎の敏感度に合わせた調合が絶対に必要です。
- 名前が示す通りストロングの方が効果も大きいのですが状態によっては歯茎が荒れて悪化する場合もございますので個々に合わせた調合が必要になってきます。
- また、マッサージ圧を伝授し、確認することも重要になってきます。
ウッドピロス柿渋歯磨液を使った治療方法
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初診
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ノーマル液とストロング液の検査データを比較して、ノーマルかストロングかを決定。
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3ヶ月毎の定期検診
歯ブラシは必ず御持参下さい。
歯石除去、歯周検査、歯ブラシの使い方のチェック、歯肉マッサージのチェック、薬液の使い方のチェック をします。
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- 上記のデータを基に患者様の歯茎にノーマル液とストロング液どちらが合うか判断し、合わせてジスロマックを投与していきます。
- その間も歯を残すための治療を並行して行います。
- 決められた期間に決められた量を使わないと的確な判定ができませんので、自分勝手な使い方はしないでください。
- また、歯茎の敏感度は人により様々になりますので、その人個人にあった調合をします。
- マッサージ圧も大切になりますので、伝授した指導圧を守っているか確認します。
※ジスロマック(化膿止めの抗生物質)
中耳炎・肺炎・気管支炎等の治療にも使われます。
注意事項
ノーマルからストロングに変えた時,歯茎がかえって荒れる人,口内炎,アフターのできる人がいます。その時は使用を中断し,早急に,全部の容器を持って来て下さい。回収して,ノーマルと交換します。
使用上の注意
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- 指定された歯ブラシで,指導された磨き方で磨くこと。
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- 医師の指示した用法,用量を守ること。
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- 指定された来院日を守り,その日までに使い切ること。
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- 良好になっても途中でやめないこと。
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- 必ず歯周基本検査を受け,自分の治癒状況を把握すること。
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- 5分以上歯磨きしないこと。
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- 歯磨きが終わった後は,必ず十分にうがいをすること。
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- 異常があれば,必ず医師に報告すること。
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- 必ずウッドピロスシステム歯科治療を受けること。
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- 使用期限を守ること。(固まって使えない)
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- 小児の手に届かない所に保管すること。
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- 高温、直射日光をさけ,なるべく涼しい所に保管すること。
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- 衣服に付くと取れないので注意すること。
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ウッドピロス歯磨液マッサージで良くなったのに止めたらいけないんですか?
- 上記のようなことをよく言われます。
- 一生自分の歯で食べたい、歯周病で歯を抜きたくない、入れ歯などしたくないなど色々ありますが、それを叶えるポイントは歯科医師側の技量の問題ではなく、患者様の絶え間ない努力にあります。
- 歯周病予防は生涯にわたるものであり、今が良くなったからといって終わりという姿勢では、歯周病から逃れることは出来ません。
- 日々のお手入れが大事で、ウッドピロス歯磨液を使った歯肉マッサージで歯茎の健康を維持していくことが大切です。
- 改善したからといって止めてしまうと、必ず元の悪いデータに戻ります。
- また痛くなったからと再開しても治癒しないケースが、多々見られます。
- 本来、抜歯対象である治癒見込みのなかった歯を一度は助けてくれたものが、何故か二度目は助けてくれません。理由は解明されていませんが、ご注意ください。
- ウッドピロス歯磨液は、バリバリ仕事をし、ヘビースモーカーであっても、睡眠時間が不足がちでも、栄養バランスが崩れていても、ストレスを目一杯受けていても、糖尿病や骨粗鬆症になど、どんな成人病にかかっていても、歯周病を治す歯磨き剤として開発したものです。
- ですから問診の中でそういうことは訊きません。
- ただひとつ、ウッドピロス歯磨きを続けて下さいというお願いだけです。