歯周病に関する疑問、質問に答えます。
歯周病罹患度は歯周基本検査とパノラマ写真で分かります。雑誌の自覚症状をあてにしないで,歯周基本検査をまず受けて下さい。
歯茎が腫れるのを何度も許すと抜歯になります。
『腫れたけど治った』というのも大きな誤りです。
これを許すとWoodPyrosでも救えない事態になります。手遅れで救えないという状況です。
このチャンスを大きな警告と考え,Wood Pyrosで二度と腫れない歯茎をつくることが大切です。
そうすれば二度と歯茎が腫れることもなく,歯茎が痩せることもなく,歯周病で悩むことのない一生がおくれるでしょう。
「仕方ない」とあきらめるなら,それでいいんじゃーないでしょうか。
「勝手にしてくれ」という世界です。貴方のお考えのように.なさればよい。
医療は長生きしたい,歯を失いたくないという我が儘をかなえるための学問です。
早く目的地に行きたいから馬に乗る,自転車に乗る、車に乗る。もっと早く行きたいから新幹線に乗る、飛行機に乗る。
我が儘をかなえることが科学の目標です。
近代日本におりながら,未開文明,戦前と変わらない歯科知識,考え方,医療で良い人に、科学を語るのは馬鹿げた事です。
あきらめはもっと違った事に使うべきです。
自己努力を放棄したあきらめは怠惰の言い訳としか思えません。
確かに年を取れば歯茎が痩せてくる人が多いのは事実です。しかし.年だけれど歯茎が痩せていない人がいるのも事実です。これは何故でしょうか? それは歯茎が健康だからです。
たいていの人は歯周病に罹患していて,ちいさな小火(ぼや)のような炎症を長年持ち続けており,それが今日の歯茎の退縮になったのです。
歯茎の痩せるのが大きい人は小火が大きく、そうでない人は小さな小火と言えます。この小火は歯磨き.免疫能力、創傷治癒能力、修復能力などが関与しています。
年をとって歯茎のやせたのは長年の積もりつもった炎症の結果でもありますが、老化により創傷治癒能力、修復能力が劣ってきたから歯周病の小火が大きくなったという要因もあります。
年だけれど歯茎が痩せていない人は歯茎が健康だからです。
30才であっても歯茎の痩せている人もいます。これは歯周病だから歯茎が痩せるのです。
この事実から導き出される結論は、歯茎がやせるのは年だからという要因も大きいが,歯周病だからという表現が正しいと言えます。
出来ると思っています。その為にはポケットを常に2ミリ以上に保つように心がけることです。
炎症があるから歯茎が痩せるのであって,炎症のない歯の歯茎は絶対痩せません。
歯周病というパントラの箱を開けないように,Wood Pyrosで歯周病の箱を封印する事です。
つまり,歯周病になってWood Pyros歯磨きをするのではなく,若い時からWood Pyrosで歯磨きをする事です。
論外です。
歯石は細菌の住処となって,歯周組織に常に炎症をもたらす原因となっています。
このことは歯石をとると,その下が発赤しているのでわかります。
この発赤がしみる原因です。
発赤がなくなればしみなくなります。
セメントをつめる訳にはいけませんが,レジンか補綴で出来るだけ物が詰まらないようにします。
物をつまりにくくすることは大切なことです。
Wood Pyrosを使っている患者さんからこんな事を教えて貰いました。
「先生,最近物がつまらなくなったよ」「どういうこと?」「以前は歯と歯茎の間に物が詰まっていたんだけど,今は歯茎の弾力ではじき飛ばすみたい」
この教えは歯茎が健康になれば歯茎に弾力が出て物が詰まりにくくなるという事を教えてくれています。
本来歯茎はこういう姿にあるように保つべきで,爪楊枝でほじくるというのは情けない姿です。
当医院では爪楊枝を禁止しています。歯茎のやせる原因の一つとみています。
詰まったものは歯ブラシか歯間ブラシ.デンタルフロスで取るよう指導しています。
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