本文へスキップ

歯周病検査は歯周病の程度を知るために非常に重要な手立てです

電話でのお問い合わせは072-881-7314

歯周病検査の重要性 order

  • 歯周病は 沈黙の病気silent diseseと呼ばれています。
    土壇場(どたんば)まで 静かに 無痛で, 不快感はあるものの,なんとなく進行し,ある日突然、海から海坊主がでるように,痛みが現れます。自覚症状が出れば すでに末期で 歯を抜く以外 方法はない という怖い病気です。  
  • 自覚症状がないから“わたしは歯周病ではない”というのは間違っています。雑誌等の歯周病の自覚症状を頼りにするのも間違っています。非科学的です。
  • というのは 自覚症状がでれば すでに末期で, 歯を抜く以外 方法はないからです。
    自覚症状がでて,歯医者さんにいっても 抜かれるのがおちです。歯周病が 沈黙の病気silent disese と呼ばれる所以です。
  • 沈黙の病気である歯周病も 歯周病検査によって 罹患程度 歯茎の健康度を 知ることが出来ます。
    歯周検査で オール2を証明して初めて, “わたしは歯周病ではない”と 言い切るのが 正解です。
  • 歯周検査は 未だ一般に流布しておりませんが,歯科医師にとって 歯周病の程度を知る手掛かりとして レントゲンと共に重要な指針です。
    これによって 歯を抜くか 残すか 判断します。      

歯周基本検査の判定表

参考文献



 
たとえば3mmまでは正常であること,4mm少し悪い,5mmかなり悪い,6mm絶望に近い,7mmほぼ絶望,8mm抜歯になるかもしれない,と,

これから測る数値の意味をおおよそでよいから理解させておくことである.

(抜粋引用文献 岡本 浩 著 デンタル ハイジーン別冊 1991/歯周治療.いま果たすべき歯科衛生士の役割 8ページ 医歯薬出版株式会社)見出し


岡野式歯周基本検査判断基準


歯周基本検査の判定表(歯周基本検査判断基準)







  • 小生の作成した判定表が妥当なものか論議の分かれるところであるが,論拠を提示し皆さんの批判に耐えたい。
  • 以上の参考資料を総合的にまとめ判断すると,小生の判断基準もほぼ妥当と納得して頂けるものと期待している。
    なお,この表は公に認められたものではないので,参考程度と考えて欲しい。
  • 表の見方は歯周検査表の見方を御覧になって理解して欲しい。最低限これだけは理解させて欲しい。
    これが患者さんにとって歯周治療の原動力となるからです。

最後に,誤解を招くといけないので,再度ポイントを確認したい。

  • 1,これは指標であって,これだけで抜歯が決まる訳ではない。
  • 2,『レントゲン診断が決定的な診断の中心となる』--これでまず助かるか否か判定出来る。レントゲンでフローティングティース(歯槽骨から浮いた歯)は助からない。
  • 3.レントゲンでは問題がないと思えるのに,『歯周基本検査で問題がある』は助かるからない事もある。Wood Pyrosで歯磨きしても,『噛んだら痛い』という臨床症状が消えない場合だ。仕方なく抜歯してみると「あーぁ,これでは助からんな」と思う。歯根が汚れているからだ。それでも骨溶解反応がなく,レントゲンでわからない時がある。
  • 次ぎに,歯肉,歯槽骨の退縮による歯根露出により付着歯肉が少ない時はポケット値が小さくとも抜歯になる。例えばポケット値が4ミリでも抜歯になった事例もある。だから決して表だけでは判断出来ない。ポケット値の数字だけで相談は受けられない。レントゲン診断とあわせた判断が必要という事を呉々も強調しておく。
  • なお,この表は初診用,再診用,歯周検査表の見方の3つがあり,導入コースの時に配布する。

    一般用も参考に見ておいて欲しい。歯周検査表の見方 抜歯判断基準