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歯周病 歯ブラシ 改善 効果

mail-1 和歌山県の山田先生との 質疑応答

和歌山 山田先生とのメールのやりとり

  • 2015/01/09 from岡野歯科医院 to Yamada
    -----Original Message-----
    From: yoshiki okano  Sent: Friday, January 09, 2015 2:25 PM
    To: h.yamada   Subject: 年賀状の質問の件
  • From 岡野歯科医院
  • 添付書類で返答らしきものを書きました。お返事をお待ちしております。ワードで読めなかったらPDFを添付します。

添付資料

  • * *****************以上メールやりとりによる参考資料

  • このように、WoodPyrosを使えば改善するのは明らかです。
  • 山田先生におかれましても、出来ればネットで質問して頂ければ幸いです。

1-ジスロマック+カキシブ使用の結果の改善率、再発率

 
  • 1-歯周病治療(中程度.重度)でジスロマック+カキシブ使用の結果の改善率、再発率はどれ位なのでしょうか?
  • とのお尋ねですが、
  • ア− WoodPyrosの効果は配布資料にある口腔衛生学会で発表した通りです。
  • 今は統計をとっておりません。
  • 10年以上継続している方で興味ある症例は2年ごとに更新しています。配布資料にある人達です。
  • WoodPyrosに効果があることは確かなので、歯肉マッサージが自己流になっていないか、通法どおりの適切な歯肉マッサージがなされているかを定期検査の時に確認しています。
  • そのため使っている歯ブラシの持参を徹底しています。
  • その歯ブラシを見て、歯肉マッサージ圧が適正か? を判断しています。

歯肉マッサージ圧が適正か?

  • 平成27年2月ためしてガッテンで放送されたのより少し強く、人差し指が曲がる前程度の力を適正なマッサージ圧と指導しています。
  • イ− 「ジスロマックで劇的な改善を見たことがない」というのが実感で、
  • それについても配布した症例集の中で述べています。気慰み程度の気持ちで使っています。
  • というのは、歯周組織内や体内に侵入した歯周病菌を退治するには飲み薬しかないからです。
     
  • 再発率は、使用していて再発することは絶対にないので、WoodPyrosを中断された人のことを指すのでしょうか? 
  • 中断すると再発します。再発して来られる方は多いというのが実感です。
  • 一度勧めたものを止められたのですから、あえて再度勧めることはしません。
  • しかし、帰り際に受付でWPと歯ブラシを購入されて帰られます。
  • WoodPyrosを止めて再発して悪化して
  • 「何とかして下さい。」
  • 「歯を抜きますか?」
  • 「止めたことを反省しています。」
  • 等々やる気が出るまで様子を見ます。
  • ずっと続けることが面倒な人は来院されません。
  • 歯周病は完治するという言葉に惑わされて、定期検査を継続する習慣が根付かないようです。
  • 歯周病体質がなくならない限り、ウッドピロス歯磨きをやめると歯周病は再発します。
  • ユーザー歯科医院数は125ですが、出荷数は北国の方が強く、南国は弱い傾向が見られます。
  • 北海道の苫小牧の高橋先生は毎月ノーマル6本と安定しています。
  • その医院の出身の先生方は月3本と安定しています。ノウハウがあるようです。
  • ユーザー歯科医院数は安定しておりません。2年も注文なかった先生が突然毎月購入しだすという事例もあり、一応ユーザー歯科医院を150としています。
     

2.他との比較することがないので、自分の診療結果が評価しにくい。

  • 他との比較することがないので、自分の診療結果が評価しにくいとの事。
  • ア− WoodPyrosを使えば改善するので、100%を目標にすべきです。
  • 改善しなければ自分の指導法、治療法を改めるべきです。
  • しかし相手あっての事ですから、ぼちぼちと改善してくれれば良いと考えて下さい。
  • 使い続けてくれたら良い。定期検査に来てくれるだけでも良いと考えて下さい。
  • 何回実地指導をしても、通法の歯肉マッサージどおりにしてくれないものです。
  • また歯垢清掃の歯ブラシの縦磨きを横磨きに改めようとしてもなかなか治りません。
  • 何十年もかけてやってきた歯ブラシを急に改めることは非常に難しいものです。
  • そのことも配布資料の中にある丸森先生の資料で述べられています。
  • 他と比較するのではなく、100%を目指して頑張って下さい。

3.難治症への対策は?

  • ア− どれをもって難治症というのか推察しがたいのですが、何回実地指導しても指導どおりにしてくれない、何回も中断する、気紛れ、指示した規定量を使ってくれない等々、が難治症例になります。
  • イ− 器質的に顎堤のない人は、遊離歯肉がないので3ミリまで改善出来ない難治症例ですと認めます。
  • ウ− また、歯根に歯石やヘドロがこびり付いており、SRPで除去しょうにも歯根と歯槽骨の隙間が狭くスケーラーが入らない場合は完治しません。
  • エー 抜歯したら分かるのですが、歯根の根尖までヘドロがびっしりついている歯は手遅れ症例で、難治症例の対象とはしません。
  • オ− また、デンタル写真で正常と思われても、ポケット値がなかなか改善しない、しかし動揺度は0、なのに咬合痛が止まらない事例では、キブアップして抜歯したところ、根尖まで黒い歯石がびっしりでした。
  • これも難治症例の対象とはしません。抜歯して歯石や歯垢ヘドロを取り、再植キッドを使って再植しても成功しません。
  • この体験により、デンタル写真で正常と思われてもWoodPyrosを使って改善しない場合は、手遅れ症例と判断しています。ですから難治症例とは何か?を具体的に貴兄から述べて頂く必要があります。
  • 絶望歯を難治症例にするのは間違いです。

口臭について

  • ア− 入り口ドアを開けて入った途端、部屋一面に近寄りがたい口臭が漂う人の事例では、歯科大に行っても治らず、口臭をなくすには抜歯しかないと言われたとの事。
  • こういうひどい口臭でもWoodPyrosを使えば1ヶ月以内にきつい口臭はなくなる事例が2件あります。
  • 当院では臭くてたまらないので、取り敢えずWoodPyrosを3本と歯ブラシとパンフレットをお渡しし、1ヶ月後に来院されるよう御願いしています。
  • その頃には口臭はありませんのでパノラマ写真や歯周検査をしています。その人達が中断すればどうなるかは事例がないので分かりません。
  • 追加資料27年12月
  • 27年7月来院し、12月に来院した患者さんは口臭のきつい人です。
  • 3ヶ月間ウッドピロス歯磨きを中断していたのですが、口臭はありませんでした。
  • 来院理由は「奥歯が痛い」ですが、口臭はありません。
  • この症例で分かったことは、きつい口臭の原因菌である「PG菌が死んだのではないか?」という推測です。
  • 3ヶ月も静止菌であるはずがない。
  • こういう推定結果を得られた患者さんに感謝したいくらいです。
  • どれくらい使えば口臭からおさらば出来るのかは、症例数が少なくて確定出来ないのが残念です。
  • 強烈な口臭の患者さんの来院をお待ちしています。

3週間で犬の口臭がなくなった。

  • 3週間で犬の口臭がなくなった。エサをぱくぱく喰いだした。」という電話報告がありました。
  • イ− この症例で分かることは、近寄りがたい口臭の原因である病原性嬢PG菌が減少したと推論出来ます。
  • 殺菌とは申しません。消臭剤の効果はありません。PG菌がいなくなったとも申しません。病原性嬢PG菌がいなくなったのではないか?とだけ推論します。
  • 配布した資料で述べてるように、ポケットのPG菌にとって好適な環境を不適な環境にしてやれば為害作用を発揮する病原性嬢細菌の産生が減少するという通説を、3週間かかって実現出来たのではないか?と推論します。
  • WoodPyrosには病原性嬢PG菌を殺菌するだけの力はなく、配布した資料にありますように近寄りがたい口臭の原因であるメチルメルカプタンと化学反応を起こしません。
  • たぶん炎症時には大量の免疫物質がポケット上皮内側面や基底部から放出されており、
  • WoodPyrosはモノアミノ酸とは反応しませんがポリアミノ酸=プロティンとは凝集反応するので、それらの凝集物と共に幾ばくかの病原性嬢PG菌もポケット外に排出されていると思われます。
  • 上記文も訂正します。27年12月。
  • PG菌がいなくなったとも申しません。病原性嬢PG菌がいなくなったのではないか?とだけ推論します。 − 静止菌もいなくなったと推断します。

歯肉マッサージ

  • 歯肉マッサージは一般に流布しているような歯肉の血行改善を図る目的でもなく歯肉を鍛える目的でもなく、ポケットにWoodPyros液を入れたり排出させたりする(ポンプ−pumpingポンピング作用)ための目的に使っています。
  • ここは患者さんや歯科医の多くが誤解しています。歯石を取るのはWoodPyros液の出入り口を確保するためです。
  • ウ− 上記の口臭事例の奄美出身の人は、お母さんと弟さんがわざわざ奄美から来られ当院で歯周検査したのですが、良好でした。口臭もありません。
  • わざわざ東京から来られた弟さんも、口臭はなく検査結果も良好でした。
  • 歯周検査して思うことは、夫婦であっても妻の方が悪かったり良かったりと、夫婦であっても歯周検査結果は同じではありません。
  • このことより、水平感染があったとしても同様な菌の保持者であっても、歯周病を発現する人とそうでない人に別れているという推論に至ります。それを説明したのが、配布したCDです。
  • 口腔清掃がお粗末だから歯周病になったと患者を非難してはいけません。
  • 私と同様、そういう体質を持って生まれてきたのですから、WoodPyrosを使って歯周病を克服し快適な生活がおくれるよう手助けして頂きたいと願っています。

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