歯茎から血が出るという時は、たいていが歯ブラシの時の出血をさすことが多い。
歯の周りにくっついている歯茎、内縁上皮からの出血である。
原因は内縁上皮の炎症による出血である。
歯茎の出血を歯肉出血とも言う。歯肉出血は歯周病罹患の目安とされ、歯肉出血の有無で歯周病判定するやり方もある。
ダイランチンなどの抗けいれん薬、カルシウム拮抗薬などの降圧薬や免疫抑制薬などの副作用により、歯肉肥大
あるいは歯肉増殖を招き、不潔性歯肉炎になり、歯肉出血を招くことが多い。
脳梗塞予防のため血が固まらない薬を飲んでいる時に起こるが多い。主治医に話して、薬の量を調整すること。
取り敢えずの止血はポスミンやオキシドール、タンニン酸パウダーなどを用いる。
抗プラスミン剤のトラネキサム酸錠の内服も、この場合は処方しない方が良い。
今後の対策としては、ウッドピロス柿渋歯磨き液をお渡しすること。
口腔清掃 プラークコントロールをし、歯周基本治療を行う。ウッドピロス柿渋歯磨き液を渡して
プラークコントロールに努めるが、歯肉が凸凹してプラークコントロールが難しい。
必要に応じて歯肉整形などの小外科手術を行う。出血は少ない。
ウッドピロス柿渋歯磨き液による歯肉マッサージが
非常に有効。
歯肉出血している時は歯ブラシに液を垂らして、
そっと出血患部に塗る。
綿やガーゼに液を含ませて、患部に置く。
唾液が出るので、唾液を吐きながら
5分間そのままの状態にする。これで出血が止まらなければ、同じ事を2・3回試みる。何回試みても良い。
これで止まらなければ、2・3時間後に再度試みる。これを繰り返すとやがて止まる。
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